2020.5.29
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相続

身近な相続トラブル!「借金の肩代わり」を避けるためにやるべきこと

(画像=Andrii Yalanskyi/Shutterstock.com)
(画像=Andrii Yalanskyi/Shutterstock.com)
今現在お金の問題を抱えていない人でも、何らかのきっかけでお金の問題に悩まされてしまうケースは少なくありません。その中でも特に“相続”に関連するトラブルは、お金だけでなく、土地・建物などの有形資産を含むさまざまな権利が原因になることが多いです。最終的に、個々人の金銭問題に発展する場合もあります。

実際、相続関連の金銭トラブルは身近なところで起きています。うちはそんなに資産もないし、家族の仲も良好だからから平気と高をくくっているかもしれません。しかし、司法統計年報によると、2017年に起きた遺産分割事件のうち、容認・調停成立件数(「分割しない」を除く)は7,520件。そのうち、全体の7割を超える約5,600件が5,000万円以下の事案で、うち1,000万円以下の事案は約2,400件もあったのです。こういった相続関連の金銭トラブルの1例に、被相続人の財産ではなく、借金を相続することになってしまったという問題があります。こちらについて以下で詳しく解説していきます。

2つのケースで見る「借金を肩代わりしない」ためにできること

相続からお金の問題に発展する際によくあるのが、親類の借金を肩代わりしてしまうケースです。借金の肩代わりと聞くと、連帯保証人をイメージする人も多いかと思いますが、相続でも同様の問題は起こり得ます。そのときに間違った対応をしてしまわないよう、あらかじめ知っておくべき事柄について確認しておきましょう。

①突然督促状が届いてしまうケース

ある日突然身に覚えのない借金の返済依頼書が届き、内容を確認してみると、亡き父が連帯保証人になっていた借金があった……。このように、相続によって借金を肩代わりする立場になってしまうことがあります。このようなケースは、借金を相続しないための手続きをすることで解決できます。

②代襲相続によって借金を相続してしまうケース

代襲相続とは、被相続人より先に相続人が亡くなってしまっている場合、世代を飛び越えて発生する相続を言います。例えば被相続人が死亡した際、本来の相続人である「子」が先に死亡している場合は「孫」が相続することになります。亡き祖父が連帯保証人になっていた借金があると、相続人である孫のもとに返済依頼書が届くことになってしまうのです。本来であれば家系図などをきちんと把握しておき、誰の権利をどのように相続する立場なのかを明確にしておくべきです。ただし親族が疎遠になっていると、このケースのように突然返済依頼書が届くこともあります。このケースも①と同じく、借金を相続しないための手続きをすることで解決可能です。

借金を回避するための「相続放棄」とは

上記のようなケースにおいて借金の相続を回避するためには、「相続放棄」の手続きをしなければなりません。相続放棄とは、借金を含む遺産の相続を放棄する手続きのことです。この手続きを踏むことで借金を肩代わりする必要はなくなります。ただし、この手続きは自分が相続人であることを知ったときから3ヵ月以内に行わなければなりません。放置すると、自動的に借金を肩代わりする羽目になってしまうので、早急に対処するようにしましょう。

具体的な申述の流れについては、裁判所のホームページに記載されています。負債を除いた財産のみ相続する「限定承認」の手続きとともに、内容をチェックしておきましょう。

・「相続放棄」裁判所

・「限定承認」裁判所
 

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最も悩ましい“お金”の問題にどう対処するべきか

相続絡みのトラブルは、すなわちお金の問題です。どんなに仲が良い親・兄弟であっても、お金の問題になった途端に骨肉の争いへと発展してしまうことも……。生活の糧であり、人生を変える力も持つお金は、相続をきっかけに家族関係を壊滅させる可能性を秘めているのです。

そのような状況に陥らないためには、相続は決して他人事ではないと自覚し、お金によって生じるであろうトラブルを未然に防止するしかありません。資産家であるかどうかにかかわらず、両親や子ども、兄弟など、相続とお金の問題が発生する可能性のある権利関係を明らかにした上で、普段から積極的にコミュニケーションを取っておく必要があるでしょう。

自分が相続人になる状況を事前にイメージしておこう

相続のことを知らなかったために、借金を抱えてしまう場合があります。大事なのは、将来の可能性として相続に関心を持ち、そのときの対処法について理解しておくことです。また、もしものときに慌てることがないように、今のうちから自分が相続人になる状況をイメージしておくといいでしょう。
 

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