2020.10.5
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相続

相続は専門家に相談するべき?弁護士に相談するメリットとその注意点

(画像=freedomz/stock.adobe.com)
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相続には遺産分割があるため、相談先は「弁護士」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。弁護士に相談するメリットはもちろんありますが、弁護士だけでは解決できない分野も存在します。そこで今回は、弁護士に相続の相談をするメリットや注意点、また、ほかにどのような専門家に相続の相談ができるかをお伝えします。

弁護士の専門領域とは

弁護士は、法律の専門家です。世の中に起こっているさまざまな問題やトラブルを解決するために活動しています。また、相続関連では、遺言書や遺産分割協議書などの作成も行います。さらには、依頼人に代わって相手方との交渉事などもします。

専門分野は相続のほかにも、交通事故トラブル、離婚問題、債務整理、労働問題、企業法務、刑事事件など、幅広い分野での問題解決をしています。つまり、日常的に起こるほとんどの法律にかかわる問題に対応できるのが弁護士だといえます。

弁護士に相談するメリット

前述の通り、弁護士は依頼人の代わりに業務を行うことができます。たとえば、被相続人・相続人の戸籍収集や相続財産の調査、預金口座の解約などを依頼できます。

特に戸籍については、被相続人が離婚、再婚をしているなど、家族関係が複雑な人もいます。そういった場合、情報収集などに多くの時間と労力がかかる可能性があるため、このような作業を依頼できるのは大きなメリットといえます。

また、遺言書や遺産分割協議書については、内容に不備がある場合、その効力が無効となったり、トラブルのもととなったりするケースがあります。そのため、法的に有効な書類を作成しこうしたトラブルを未然に防ぐことができるのもメリットの一つでしょう。

さらに遺産分割がまとまらない、特定の相続人が多くの財産を相続し「遺留分」を侵害された、という相続財産をめぐるさまざまな問題やトラブルが発生することも珍しくありません。そのような場合には、自身の代理人として、ほかの相続人との話し合いや手続きを依頼することができます。また、相続放棄を行う場合に、代理で手続きを依頼することが可能です。

このように、弁護士に相談するメリットは、相続に関する事務手続きやトラブルの解決に向けた交渉を依頼できる点といえるでしょう。
 

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弁護士に相談する際の注意点

弁護士に相談する場合には、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

弁護士に相談する際の注意点1:実績や経験値を確認する

こちらも前述の通り、弁護士の専門領域は幅広いため、まずは相続問題の実績の有無や、その経験値を確認する必要があります。

弁護士にも得手不得手の分野があり、すべての分野の法律に精通しているわけではありません。そのため、事前にホームページなどで、どの分野に詳しい弁護士なのかを調べ、面談で人柄や対応などを確認したうえで、依頼するか見極める必要があります。

自身や親族に代わって業務を行ってもらうので、知識や経験に加え、信頼関係を構築できるかも重要となります。特に、相続人間で相続争いになっている場合、弁護士は依頼人の“代理人”として業務を遂行するため、相手方やその代理人となる弁護士との協議が発生します。そういったことまで踏まえたうえで、交渉力のある弁護士を選ぶ必要があるでしょう。

弁護士に相談する際の注意点2:ほかの専門家とのネットワークがあるか

相談内容によっては、弁護士だけでは対応できない領域があります。そのため、ほかの専門家とのネットワークも重要です。

たとえば相続税の申告が必要な場合、相続税に長けた税理士に依頼する必要があります。もし法律事務は弁護士に依頼して、相続税の申告は自身で税理士を探して依頼する、ということになると、やり取りする窓口が2つに増えることになります。そうなると、遺産分割の内容をスムーズに共有できず、その分、手間と時間がかかってしまうことも考えられます。また、相続する不動産を処分、もしくは相続後に活用まで検討する場合、弁護士では対応できませんので、不動産業者と連携をする必要があります。

同じ事務所に税理士や行政書士、司法書士といった専門家がいるか、あるいは士業事務所や、不動産業者と提携しているか、などの確認も欠かせないポイントです。

時には他の専門家に相談する選択も

このように、弁護士は頼れる存在であるものの、実際にすべてを任せられるわけではないことがわかります。弁護士に依頼する際には、経験や、ほかの専門家とのネットワークなどもポイントになります。また、親身になってくれるのか、といった部分では人柄も重要です。

ただ、相続は自分自身だけでは手に負えないことが多いので、それぞれの専門家に相談することが多くなるでしょう。たとえば相続財産に不動産が多い場合、不動産の評価に詳しい専門家に相談する選択もあります。専門家に依頼し、適正な評価を行ってもらうことで、相続税の負担が軽くなることもあるのです。

いずれの場合も、相続手続きを進めるにあたっては、複数の専門家が関わることになります。相続財産や相続人同士の関係を鑑み、状況に合った専門家に相談するのがよいでしょう。また、「相続財産の殆どが不動産」という場合には、士業とのネットワークを持つ相続知識を持った不動産業者に相談することも選択肢の一つです。
 

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